アニメ『進撃の巨人』総作画監督の仕事場に潜入取材!

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ) 」は17日、 ABEMAアニメチャンネルにて『SHIBUYA ANIME BASE』#シブアニ(読み:シブアニ)の#5を生放送した。

今回、徳井はお休みとなり、代打として安野希世乃がサブMCを務め、ゲストにはアニメ化が決定した『桃源暗鬼』の声優・浦和希に加え、檜山沙耶、NON STYLEの井上裕介が登場。

同週「X」にてポスト上昇率が1位になった作品を紹介したほか、アニメ『進撃の巨人』をはじめ、『劇場版SPY×FAMILY CODE:White』のキャラクターデザイン総作画監督を務めたトップアニメーターの株式会社ウィットスタジオ・浅野恭司の仕事場に潜入取材を敢行。普段の仕事内容や、『劇場版SPY×FAMILY CODE:White』の原画がメディア初公開された。

まず初めに、今回のゲストで浦和希が声優を務めることが決定した2025年公開のアニメ『桃源暗鬼』の話題からスタート。『桃源暗鬼』は、日本人なら誰もが知る昔話『桃太郎』を題材とし、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いを描いたもので、「週刊少年チャンピオン」にて2020年から連載がスタート。

コミックス累計発行部数は300万部と今人気の作品。2025年に待望のアニメ化が決定した本作の主人公・一ノ瀬四季役を演じる浦が、スタジオにゲストとして登場。『桃源暗鬼』の魅力について浦は、「童話の桃太郎だと鬼がすごくいけない存在というか悪の存在でそれを懲らしめるのが桃太郎であるというのが皆さんが知っている話だと思うんですけど」「それをベースに、実は鬼は人間と見た目も変わらないし、家族もいたりという中で本当におとぎ話は正義と悪で分かれていたのか?と、鬼サイドが主人公の話なんです」と本作について語り、アフレコがすでに始まっていることも暴露。

また、「1カット終わるごとに先輩からのど飴をもらうくらい叫んでいる」ことを明かすと、スタジオメンバーや視聴者からも「2025年の放送まで待ちきれない!」といった声が多く寄せられた。

続いて、アニメ関連業界で働く人の仕事や人柄を深堀りする“ギョーカイ深堀りコネクション”のコーナーへ。今回は、アニメ『進撃の巨人』や、『劇場版SPY×FAMILY CODE:White』のキャラクターデザイン総作画監督を務めた株式会社ウィットスタジオのアニメーター・浅野が登場し、普段働くオフィスに潜入取材を敢行した。

浅野は「総作画監督はどういう仕事ですか?」と問われると、「アニメーションは1人では作れないので、大所帯で作っているんですけど、絵描きさんの個性はどうしてもでてきてしまう」「そこを一つの絵柄にまとめるのが作画監督です」と答えた。そして、その作画監督も作品には複数いるため、最終的な作画を統一させているのが総作画監督である浅野の役割であることが明かされ、「自分は最終的に出力される画の責任を持っているので世の中に出していいものにするためのバランスをとっているのが主な仕事」と語った。

すると浅野は興行収入60億円を突破した大ヒット映画である「『劇場版SPY×FAMILY CODE:White』の制作を去年末までやっていたのでそれの素材を見ていただければ」と本邦初公開の素材を披露。また自身が仕事を進める上で「キャラクターの表情」と、「作品の世界観」を大切にしていることを明かし、「誰かしらが画を見たときに良い画、良くない画を判断すると思うんですけど、最終的にはみんなが良しとしてくれるような画に辿り着くところを探しながら歩いている」「ひたすらもがきながら探りながら描く、それを繰り返すことにめちゃくちゃこだわる」と語っていた。

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