笹生優花3位 渋野日向子5位で決勝へ 日本勢は最多14人通過

3位タイでメジャーの週末に入る笹生優花(撮影/村上航)

◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 2日目(31日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70)

単独首位スタートの笹生優花は2バーディ、3ボギーの「71」でプレーし、通算1アンダーの3位で決勝ラウンドに進出した。追う立場に変わったが、36ホールを終えて4人しかいないアンダーパーをキープしたまま、首位に3打差の好位置でメジャーの週末に向かう。

笹生は前半12番(パー3)までに2つのボギーが先行したが、「深く考えずに楽しくゴルフができた」とメンタルは崩れない。14番で6.5mを沈めて最初のバーディを奪うと、後半2番は1.5mのチャンスを生かして再浮上した。2021年に続く大会2勝目へ前進を続けるなか、「期待も大事ですけど、自分がやらないといけないことに集中したい。土日も楽しんで、一打一打に集中して頑張りたい」と話した。

通算4アンダーの単独首位にツアー未勝利のウィチャニー・ミーチャイ(タイ)。通算2アンダーの2位にアンドレア・リー。22大会覇者のミンジー・リー(オーストラリア)が3位で笹生と並んだ。

岩井千怜、渋野日向子、小祝さくらが通算1オーバーとし、日本勢で笹生に次ぐ5位グループにつける。渋野は3バーディ、3ボギーの「70」で15位から、小祝は1イーグル1バーディ、2ボギーの「69」として22位から浮上した。

予選カットラインは8オーバー。21人が出場する日本勢は、メジャー史上国内最多となる14人が予選を通過した。

2オーバー13位に河本結と鈴木愛。3オーバー16位に竹田麗央、山下美夢有、古江彩佳、畑岡奈紗。4オーバー24位に吉田優利。6オーバー34位に尾関彩美悠と岩井明愛。7オーバー45位に西村優菜が続く。

世界ランキング1位で今季6勝のネリー・コルダは137位から「70」でプレーしたが、初日の出遅れが響いて10オーバー83位で予選落ち。前年覇者のアリセン・コープスは12オーバー、今季限りでの引退を表明したレキシー・トンプソンも13オーバーで姿を消した。

<上位&日本勢成績>
1/-4/ウィチャニー・ミーチャイ
2/-2/アンドレア・リー
3T/-1/笹生優花、ミンジー・リー
5T/+1/渋野日向子、岩井千怜、小祝さくら
13T/+2/河本結、鈴木愛
16T/+3/竹田麗央、山下美夢有、古江彩佳、畑岡奈紗
24T/+4/吉田優利
34T/+6/尾関彩美悠、岩井明愛
45T/+7/西村優菜
\----------<以下、予選落ち>----------
76T/+9/西郷真央、櫻井心那
111T/+13/稲見萌寧、藤田さいき
122T/+14/神谷そら
135T/+17/木村彩子
139/+19/仁井優花

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