あづま沸いた1.2万人 福島県で5年ぶり楽天主催公式戦

本県で5年ぶりに行われた楽天の1軍公式戦で、選手たちの白熱したプレーに沸くスタンドのファンら=あづま球場

 プロ野球の交流戦「楽天―ヤクルト」は31日、福島市のあづま球場で行われ、楽天が5―3でヤクルトを下した。球場を埋めた1万2223人の観客がプロの迫力あるプレーに見入った。楽天主催の公式戦が本県で行われるのは5年ぶり15回目で、同市では15年ぶり。

 楽天は球団創設20周年の今季、東北各県で1軍公式戦を行っている。

 31日は接戦となり、1―3で迎えた7回に楽天が1点を返すと、スタンドの観客はタオルを振ったり、拍手をしたりして盛り上がった。

 東京五輪の野球・ソフトボールが行われた聖地で観戦を楽しんだ人たち。本宮市から訪れた原鳳芽(ふうが)さん(11)と斎藤旭(あさひ)さん(9)は「(楽天先発の)早川隆久がヤクルト4番の村上宗隆を打ち取った場面はしびれた。面白い試合だった」と声を弾ませた。

 試合前に行われたセレモニアルピッチでは、矢祭町出身のお笑い芸人あばれる君が登場し、球場を沸かせた。

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