同じ階級の先輩に「おまえ」、ひたすらため口「判断できひんやろ」 40代警部補を処分 兵庫県警

兵庫県警察本部=神戸市中央区

 同じ階級の先輩に常時ため口で接し、侮辱的な言動を繰り返したとして、兵庫県警は、県警本部生活安全部門に所属していた40代男性警部補を警務部長訓戒処分とした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

 県警によると、警部補は昨年10月初旬、再任用の60代男性警部補と2人だけの職場に赴任。初日からため口で話しかけ、約4カ月にわたって「おまえ」や「おっさん」と呼んだり、「判断できひんやろ」などの侮辱的な発言を繰り返したりしたという。

 今年1月末、再任用の警部補から相談を受けたOBが県警に情報提供して発覚した。2人は、以前にも同じ職場で働いたことがあったといい、処分を受けた警部補は「相手の仕事ぶりに不満を抱いていた」などと説明しているという。

© 株式会社神戸新聞社