叙勲の受章を報告 元消防の小清水さん・飯田さん 秦野市

受章報告をした飯田さん(左)・小清水さん(右)と高橋市長

元消防職員の小清水俊明さん(67)と飯田優さん(67)が5月17日、高橋昌和秦野市長を訪問し「第42回危険業務従事者叙勲」の受章を報告した。警察官や自衛官、消防吏員など危険性の高い業務に従事した55歳以上の元公務員を対象に表章する「危険業務従事者叙勲」。5月13日には東京都の合同庁舎で伝達式が行われ、その後、皇居内の豊明殿で天皇陛下への拝謁が行われた。

小清水さんは1978年4月入庁。救急隊や警防対策課長、消防総務課長などを歴任し、2015年から18年まで消防長を務めた。消防歴は39年10カ月となる。「約40年間勤めてこられたのも先輩・後輩の協力のおかげ。定年後の今も消防に関わっているので、今後も後進の育成と消防の発展に協力していきたい」と受章の喜びと今後の抱負を語った。

一方、飯田さんは1976年10月から消防士見習として入庁。救助隊や消防隊、警備第二課長などを歴任し、2016年から18年まで消防署長を務めた。消防歴は41年6カ月。「まさか叙勲をいただけるとは」と飯田さん。「今後は自治会などで、培ってきた技術を市民を守るために役立てていきたい」と語った。

叙勲受章の報告を受け高橋市長は「長きに渡り市民の安全安心を守っていただいた。現役を退いても地域の中で消防のスキルを還元してもらっていることに感謝したい」と話した。

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