新しい神戸のランドマークに 「神戸須磨シーワールド」オープン テープカットで祝う

ジャンプするシャチに歓声を上げる観客来場者=1日午前、神戸市須磨区若宮町1、神戸須磨シーワールド(撮影・斎藤雅志)

 神戸市須磨区の須磨海浜公園内に1日、新水族館「神戸須磨シーワールド」がオープンした。市民に長く親しまれた市立須磨海浜水族園の閉園から1年。生まれ変わった施設には朝から開館を待ちわびる人たちが長蛇の列をつくり、注目度の高さをうかがわせた。

 「新しい神戸のランドマークとして市民に親しんでもらえるよう祈りたい」

 オープンを前にした記念セレモニーでは、久元喜造市長が力を込めた。続いて水族館や市の関係者がテープカットで開業を祝うと、午前10時ごろ、親子連れらが期待に胸を膨らませてゲートをくぐった。

 シーワールドでは西日本で唯一となるシャチのパフォーマンスをはじめ、多様な環境で生きる560種、約1万9千点の生き物が最新の展示手法で楽しんで見られる。年間200万人の集客を目指す。

 隣接する「神戸須磨シーワールドホテル」は全客室80室から瀬戸内海を望むことができ、ホテル内のプールでイルカと触れ合うプログラムも用意する。

 当面は事前予約制で営業し、料金は夏休みやお盆などシーズンに応じて変動する。オープン時は通常料金が適用され、大人(高校生以上)3100円▽小人(小中学生)1800円▽幼児(4~6歳)1800円▽3歳以下は無料▽シニア(65歳以上)2500円。(井沢泰斗、長沢伸一)

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