渋野日向子〝鬼門〟突破し5位浮上 V圏内で「全英―」以来のメジャー2勝目に期待

渋野日向子

女子ゴルフの今季メジャー第2戦「全米女子オープン」2日目(31日=日本時間1日、ペンシルベニア州ランカスターのランカスターCC=パー70)、15位から出た渋野日向子(25=サントリー)は3バーディー、3ボギーと70のラウンドで首位と5打差の通算1オーバーで5位に浮上した。日本勢4人が〝トップ5〟入りし、決勝ラウンドに臨む。

今季予選落ち6回と低空飛行が続いた渋野は我慢のゴルフを展開。最終18番パー4でスコアを落としたものの、V圏で決勝ラウンドに進んだ。直近2戦は2日目にスコアを落とし「鬼門」とみられていた中、ようやく負の連鎖を断ち切った。渋野は前日に「このコースは難しすぎるって思ってました。イーブンで上出来と思っていたので、その気持ちが良かったと思う」と語っていたように〝無欲〟がプラスに働いた格好。2019年「AIG全英女子オープン」に続く、メジャー2勝目が期待される。

単独トップで出た笹生優花は71で通算1アンダーの3位、小祝さくら(ニトリ)は69、岩井千怜(Honda)は71で渋野と同じ5位。河本結(リコー)らが通算2オーバーの13位、古江彩佳(富士通)、畑岡奈紗(アビームコンサルティング)ら4人が通算3オーバーで16位につけた。通算8オーバーまでの日本勢14人が予選ラウンドを突破した。

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