レスリング五輪金メダリスト、ゲイブル・スティーブンソンがDTとしてビルズと契約

ゲーブル・スティーブンソン【AP Photo/Aaron Favila, File】

バッファロー・ビルズが現地5月31日(金)に発表したところによると、2度のNCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1全米チャンピオンで、オリンピック金メダリストのゲーブル・スティーブンソンをディフェンシブタックル(DT)として獲得したという。ビルズは同時にパンター(P)マット・ハックの放出を発表している。

24歳のスティーブンソンはミネソタ大学で3度のオールスターアメリカンに選ばれるという輝かしい経歴を持ち、2020年夏季オリンピックではフリースタイルレスリングで金メダルを獲得した。また、短期間ながらプロレスのWWE(ワールド・レスリング・エンターテイメント)に在籍したこともある。

身長約185cmのスティーブンソンは大学ではヘビー級——最大約129kg——でレスリングをしていたが、現在の体重は約120kgとされている。これはインテリアディフェンシブラインマン(DL)としては軽めと言える。スティーブンソンが約9kg増量すれば、基本的な測定値の面で元ディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドに近づくものの、現時点での体重が正確にどれくらいかは不明だ。

いずれにせよ、スティーブンソンはその輝かしいレスリングの経歴と運動能力が高く評価されており、ビルズはロースターが柔軟に編成できる夏の間にスティーブンソンを試してみることにした。スティーブンソンがどこにフィットするか、賢明な補強となるか、今後の動きに注目だ。

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