予約必須!2カ月間しか食べられないエプロンのメロンパスタ|広島市安佐南区

ミートソースやカルボナーラなど、日本人にも人気の料理“パスタ”。

広島市安佐南区にある「APRONS(エプロン)」では、毎年この時期になると予約が殺到するパスタがあるんです。
今年2月に移転したばかりのお店は、隠れ家のような佇まい。店内は、ヴィンテージアイテムの数々で彩られており、まるで異国に迷い込んだかのような空間が広がっています。

そんなエプロンで6月から始まった期間限定パスタと、定番メニューのガレットを取材してきました。

【季節限定】メロンと生ハムの冷製パスタ

メロンと生ハムの冷製パスタ 1,800円(税込)

見た目のインパクトが大きい「メロンと生ハムの冷製パスタ」は、6月1日から提供が開始される期間限定メニューです。
使うのはすべて、糖度15度以上の甘い完熟メロンで、店主自ら選んで購入しています。
その日のメロンの状態によって、赤玉と青玉を使い分けているそうなので、来店する日によってメロンの違いを楽しめます。

取材の日は赤玉。目の前に出てきた瞬間から、メロンの甘い香りが漂い、食欲をそそります。

カットされたメロン以外にも、くりぬかれた丸いメロンやトマト、モッツァレラチーズ、ズッキーニなど具材たっぷり!メロンジュレも自家製なのだそう。

お皿のフチに添えられたビーツのソースは、パスタに絡ませると塩気が加わって味変になり、食べ終わるまで味の変化を楽しめます。

メロンにはミントが振りかけられていますが、香りが料理の邪魔をすることもなくパスタに馴染んでいます。

このミントがあるかないかで、仕上がりがまったく違うものになるのだそう。

パスタ麺は冷製パスタにぴったりのカッペリーニを使用。塩で味つけされており、喉越しが良くさっぱりとしています。

しょっぱいパスタが、メロンの甘さと絶妙にマッチ!次々と口に運びたくなります。

パスタには自家製フォカッチャと自家製ドレッシングのサラダがセットでついており、食べ応えのある内容です。
自家製ドレッシングの内容は企業秘密とのことですが、6年くらい同じレシピで作っているお店の定番だそう。
サラダに入っている大根はうさぎ型にくり抜かれていて、見た目のかわいさも嬉しいポイント。

また、フォカッチャは毎朝お店で焼いており、ふわふわした食感がたまりません。

フォカッチャのみを購入したい!という方もいるほどやみつきになる味と食感で、お店の状況によっては持ち帰りのために焼いてくれるそうです。

そば粉のガレット

そば粉のガレット 1,700円(税込)

小麦粉不使用、そば粉のみで作られたガレットは、季節のフルーツが添えられた見た目も華やかな一品。5月のフルーツはいちごでした。

ガレットの中にはチーズと卵が入っており、塩を使ったソースとの相性も抜群!いちごと一緒に食べると、酸味が加わってさっぱりした味わいになります。

お口直しのため……と添えられたスープは、コンソメの風味がしっかり感じられます。
スープでお口の中をリセットし、ホイップクリームをつけてガレットを食べるとクレープのような味わいを楽しむことができました。

卵と絡めて、フルーツをのせて、ホイップクリームを添えて……食べ方のバリエーションが多く、食べ合わせを楽しんでいる間にあっという間に完食!

季節を変えて何度も食べたい味です。

なお、ガレットにも自家製ドレッシングを使ったサラダがついています。

デザートセットがお得でかわいい

デザートセット +550円(税込)

ランチにプラス550円でデザートとドリンクのセットがつけられます。エプロンのシルエットがかわいいデザートは、日替わりで内容が変わります。

この日は「ほうじ茶の焼きプリン」と「ワッフル」でした。

昔ながらの固めプリンはほんのりほうじ茶の香りがします。カラメルソースは苦くなく、子どもでも食べやすそう。ワッフルも食後のデザートにぴったりの甘さです。

これまでには、ブリュレやガトーショコラ、シフォンケーキなどが提供されたそう。ほかのスイーツも気になりますね!

アイスコーヒー、アイスカフェオレにはくまさんが座ります。
くまさんはコーヒーを凍らせて作られていて、溶かしながらいただきます。
カフェオレには大きいサイズの親くま、コーヒーには小さいサイズの子ぐまがのっており、愛くるしい表情がお客様からも人気とのこと。

なお、デザートセットのほかに、プラス250円でドリンクのみをつけることも可能です。

5月のランチメニュー

5月のランチメニュー ※6月は季節メニューが変更になります

イタリアン出身の店主が営むエプロン!6月で10周年を迎える

葉子さんが趣味で集めたヴィンテージアイテム

イタリア料理店で10年働いたのち、エプロンを開業した店主の葉子さん。安佐南区西原でお店を営んでいましたが、テナントとして入っていたビルが取り壊しになるタイミングの2023年末に以前の店舗を退去。

その後、今年の2月に緑井に移転オープンさせました。

お店のこだわりと10周年用に用意されたノベルティについて伺ってきました。

ヴィンテージアイテムとレトロな子どもグッズがある店内

キッズスペース

お店の一角には、子ども連れの人もゆっくり過ごせるよう、小さなキッズスペースがついたお部屋があります。子ども用のテーブルや椅子、おもちゃは、実際に葉子さんの娘さんが使っていたもの。

すでに成人している娘さんが使っていたものとあって、どれもレトロで温かみを感じられます。

「お子さんが来られる場合は、こちらのスペースにお通しするようにしています。事前に予約してくれていたらお席を調整できる場合もあるので、お伝えください」とのこと。

実際に子育てを経験してきた葉子さんだからこその、細かい気配りを感じられます。

10周年ノベルティ「ブックカバー」も先着限定で用意

過去のノベルティブックカバー

エプロンでは、毎年6月の周年を迎えるタイミングでノベルティのブックカバーを数量限定で配布。過去のデザインはどれを見ても心が踊るかわいさです。

2024年のブックカバーも準備をしており、6月1日から配布がスタートしました。

先着順でなくなり次第終了になりますが、たくさんの量を用意しているそうなので、ぜひこの機会に訪れてみてくださいね。

なお、お店は葉子さん1人で切り盛りしているため、予約しての来店がおすすめです。
「1人で営業しているので忙しい時間帯は電話に出られません。InstagramFacebookのDMからのお問い合わせだと、手すきの際に返信できるのでありがたいです」と、葉子さんは話します。

APRONS(エプロン)の基本情報とアクセス

APRONS(エプロン)・外観

JR「緑井駅」から安川に向かって進みます。緑井興産がある角を緑井高架橋側に曲がります。そのまま進むと左手にエプロンが見えます。

APRONS(エプロン)の基本情報

APRONS(エプロン)・内観

多くの常連客に長年愛されているエプロンでは、8月は桃、9月はいちじくのパスタが出る予定だそう。
メロンから始まる季節のフルーツのパスタは、コンプリートしたくなります。

予約で席が埋まることも珍しくないため、事前に予約してからエプロンのランチを楽しんでくださいね。

ライター/丸山希
※紹介している内容は2024年5月取材時点のものです。公開後内容が変更している可能性があります。

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