彼女に賃貸アパートの鍵を渡したら3日で紛失…鍵交換は「自費」で行うべきでしょうか?

賃貸アパートの鍵を失くしたときの正しい対応は?

鍵を紛失したときの対応については、賃貸アパートの契約書に記載されているはずです。そのため、まずは契約書の内容を確認する必要があります。

多くの場合、鍵を失くしたときは管理会社や大家に連絡することになっています。失くしたものがスペアキーで、マスターキーは手元にある場合であれば、業者を呼んで開錠してもらう必要はないでしょう。

しかし、紛失したスペアキーを拾った誰かが不法侵入してくる可能性もあるため、早めに見つけられるよう、警察への届け出は必要です。

もしかしたらすでに鍵が届いている可能性もあるため、すぐに確認した方がいいでしょう。紛失届は交番でも受理してもらえるので、近くに交番があれば届け出ることをおすすめします。

鍵交換の費用は誰が負担するのか?

賃貸アパートの鍵を紛失し、鍵交換が必要になった場合の費用は、借り主の負担になる可能性が高いでしょう。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」にも「鍵の紛失や不適切な使用による破損は、賃借人負担と判断される場合が多いものと考えられる」と記載されています。

鍵の紛失に関しては、「賃借人の使い方次第で発生したりしなかったりするもの(明らかに通常の使用による結果とはいえないもの)」と判断されることが一般的と言えます。

ただし、借り主負担で鍵を交換するにしても、管理会社や大家さんに相談するよう契約書に記載されている場合もあるため、注意が必要です。

鍵交換にかかる費用はいくらぐらい?

鍵交換にかかる費用については、業者によって異なるでしょう。また、鍵の種類によっても費用が変動することがあるため、注意が必要です。一般的には、ディンプルキータイプなど防犯性の高い鍵は材料費が高いため、費用も高額になる可能性があるでしょう。

鍵の紛失による鍵交換は自己負担になる可能性が高い

賃貸アパートの鍵を紛失してしまった場合、そのままにしておくと不法侵入などの犯罪に使われるおそれがあります。まずは管理会社や大家さんへの連絡と、警察への遺失届の提出を済ませ、早急に鍵交換を行うといいでしょう。

国土交通省のガイドラインにもあるように、借り主側の不注意により鍵を紛失した場合の鍵交換費用は、借り主が負担することが一般的と考えられます。鍵交換にかかる費用は業者によって異なるため、いくつかの業者に見積もりを依頼し、比較して選ぶといいでしょう。

出典

国土交通省住宅局 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)(21ページ)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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