ユニクロジュニア、日本勢2人がトップ10フィニッシュ! 松井琳空海は勝者を称える「パターが上手い」

松井琳空海、しっかりトップ10フィニッシュ(撮影:岩本芳弘)

<ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ 最終日◇31日◇フォールズクラブオブパームビーチズ(米国・フロリダ州)◇男子6757ヤード&女子5970ヤード・パー72>

全米ジュニアゴルフ協会(AJGA)が主催する「ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ」は最終ラウンドが終了。男子の部では首位から出たノースカロライナ州のペンソン・バジェットが逃げ切り優勝。女子の部でも同じく首位に立っていた地元フロリダ州のケイラ・ブライアントが強風の中スコアを1つ伸ばし逃げ切り、今季2勝目を挙げた。

ブライアントは6月18日から愛知県で開催される「トヨタジュニアゴルフワールドカップ」に米国代表として出場予定だという。ブライアントはこの日を振り返り、「風でクラブ選択が難しかったけど、グリーンの中央を狙うマネージメントが上手くいった」とコメント。「ユニクロはいいブランド、シャツがかっこいいよね。日本では日本食に挑戦してみたい、キットカットの日本限定の味も楽しみ(笑)」と日本行きを楽しみにしていた。

JGAナショナルチームの藤本愛菜は女子の部で2打差の2位タイ、男子の部の松井琳空海はトータル4アンダー9位タイで競技を終えた。松井は3日間の競技を振り返り、「グリーンで苦しみました」と芽のつまったバミューダ芝のグリーンに大苦戦。最終日には次第に慣れてはきたが、流れに乗れずスコアを思うように伸ばせなかった。優勝したバジェットとは最終組で一緒にラウンド。「パターが上手かったですね、マネージメントもしっかりしている」と勝者を讃えていた。

松井はプレー直後のインタビューでは悔しさを隠さなかったが、それを引きずらず、優勝したバジェットやオーストラリアからの招待選手らとラウンド後の表彰式では楽しそうに交流を図っていた。12月の胸郭出口症候群の術後2戦目となった今大会。体が本調子ではない中、慣れない環境でもしっかりトップ10には入ってきた。フロリダで過ごした5日間、新しい仲間もでき、最後は笑顔でコースを後にした。

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