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6月が始まり、この先は8日(土)にかけて全国的におおむね晴れる日が多い見込み。9日(日)以降は九州から関東甲信にかけて曇りや雨の日が増える見通しで、今月中旬には平年より遅れて梅雨入りする所が多くなりそうだ。なお、今年は梅雨入り早々に西日本の太平洋側を中心に大雨となるおそれがある。
九州南部は梅雨入り平年5月30日を過ぎる
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今年は5月21日に沖縄と奄美で平年より10日前後遅く梅雨入りし、沖縄では梅雨入り早々に降り始めからの雨量が500ミリを超える所があるなど記録的な大雨となった。なお、九州南部では梅雨入り平年日が5月30日ごろのため、沖縄と奄美に続いて梅雨入りが遅れている状況だ。
向こう1週間は雨降っても長続きせず
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この先8日(土)にかけても九州南部では晴れる日が続き、梅雨入りは大幅に遅れる見通し。そのほかの西日本から東北の各地もおおむね晴れる日が多くなりそう。雨が降っても長くは続かないため、中国・四国から関東甲信にかけても梅雨入りは平年より遅れる見通し。
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9日(日)以降の予報を見ると、九州では鹿児島など南部を中心に雨や曇りの日が続きそう。そのほか中国・四国・近畿・東海・関東甲信でも10日(月)ごろから曇りや雨の日が増える見通しで、今月中旬には平年より遅れて梅雨入りする所が多くなりそうだ。
近づく大雨シーズン 早めの備えを
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また、最新の1か月予報では、今月30日までの平均降水量は西日本の太平洋側で平年並みか多い見通し。山陰、東海や関東甲信でも平年より多くなる可能性が示唆されている。つまり、今年の九州から関東甲信にかけては平年より遅れて梅雨入りしたのち、西日本の太平洋側を中心に梅雨入り早々大雨となるおそれがある。
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梅雨入りして本格的な大雨シーズンを迎える前に、改めてハザードマップや防災グッズの準備ができているのか確認をしておいた方がいいだろう。
なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値としていったん発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。
(気象予報士・鈴木悠)