秋篠宮ご夫妻も出席 全国「みどりの愛護」のつどい、和歌山

ソメイヨシノを植樹する秋篠宮さま(1日、和歌山市の和歌山城公園で)

 都市緑化意識を高め、緑豊かな環境づくりを推進することを目的にした第35回「全国『みどりの愛護』のつどい」が1日、和歌山市であった。和歌山城公園では、秋篠宮ご夫妻が記念植樹された。

 「つどい」は国土交通省、県、和歌山市でつくる実行委員会が主催。秋篠宮ご夫妻や斉藤鉄夫国交相、岸本周平知事のほか、緑化関係団体や関係機関職員ら約900人が参加した。

 和歌山城ホールで開かれた式典では「みどりの愛護」の活動に功労があった97団体に国交相表彰を、36団体に知事表彰を贈った。

 秋篠宮さまはおことばで、前日に訪問した防災林を備えた広村堤防(広川町)では、防災文化が次世代に継承されていることに触れ「防災と減災の重要性、みどりが防災に果たす役割や緑を守り育むことの大切さ、それを継承する必要性を感じている。取り組みが次世代に受け継がれていくことを願っている」と述べた。

 記念植樹は和歌山城公園であり、秋篠宮ご夫妻がそれぞれソメイヨシノを、斉藤国交相や岸本知事、尾花正啓市長らはウバメガシ、クマノザクラ、クスノキを手植えした。

■はまゆう支援を訪問

 秋篠宮ご夫妻は、前日の5月31日、上富田町岩田の県立南紀はまゆう支援学校を訪問。生徒による校歌斉唱を聞いたり、代表生徒と、にこやかに懇談されたりした。その後、広川町の「稲むらの火の館」や広村堤防を訪問。6月1日の「つどい」の後は有田川町を視察する。

県立南紀はまゆう支援学校で、代表生徒と懇談される秋篠宮ご夫妻(5月31日、和歌山県上富田町岩田で)

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