【速報】自民党和歌山県連 二階元幹事長の三男・伸康氏を擁立決定 次期衆院選の新・和歌山2区

自民党和歌山県連は1日午後、和歌山市内のホテルで会議を開き、二階俊博元幹事長の三男・伸康氏(46)を次期衆院選の新・和歌山2区の候補者として擁立することを決めました。

次期衆院選では「10増10減」の選挙区調整で、和歌山県の選挙区は1減となり、長年にわたって二階元幹事長が守ってきた現在の和歌山3区は、和歌山市など北部の3市を除いた全市町村を選挙区とする新・和歌山2区となります。

この新2区について、当初、和歌山県連は二階元幹事長を擁立する方針でした。しかし、二階元幹事長は自身の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で、東京地検特捜部に会計責任者が在宅起訴されたほか、秘書も略式起訴され、3月に次の衆議院選挙には立候補しない意向を表明していました。

伸康氏は現在46歳。和歌山県御坊市で生まれ、青山学院大学法学部を卒業後、父・二階元幹事長の公設第二秘書を経て、全日空に13年間勤務。退職後は10年近く、二階元幹事長の公設第一秘書を務めました。

二階氏の不出馬表明を受け、和歌山県町村会などが伸康氏に出馬を要請。伸康氏は5月17日に会見を開き、新・和歌山2区で出馬する意向を表明していました。

伸康氏は裏金問題に対し、自身がこれまで二階元幹事長の公設秘書を務めてきたことから「責任は連帯して負うべき」とした一方で、問題の詳細については語らず、「最終的に選挙において有権者の審判を仰ぎたい」と話していました。

新・和歌山2区をめぐっては、元県議会議員の楠本文郎氏が共産党の公認で出馬すると表明しています。

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