初夏恒例「氷室開き」 下鴨神社 京都市左京区

京都市左京区の下鴨神社で、供え物を地下で冷やす小屋「氷室」に保管していた食料や氷を供える神事「氷室開き」が営まれました。「氷室開き」は、旧暦の6月1日に行われていた、宮中で氷室の氷を食べたとされる儀式にちなんだ神事です。下鴨神社の氷室は、戦時中に防空壕に改造され、戦後は、埋められて使われていませんでしたが、おととし文化継承のために78年ぶりに再興されました。1日は神職によって祝詞が奏上されると野菜や魚、氷が氷室から慎重に運び出され、本殿へ奉納されました。

© KBS京都