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佐世保市の小学校で当時小学6年の女子児童が同級生から殺害された事件から20年です。事件があった学校では児童が集まって命の尊さなどについて考える集会が開かれました。
佐世保市の大久保小学校で行われた「いのちを見つめる集会」です。全校児童や保護者など約160人が参加し、命の大切さを考えました。
大久保小学校の黒田優一校長は「一度なくなった命はもとに戻ることはない、私たちはその一つの命を大切にしなければなりません、命を大切にして自分らしく今を一生懸命生きる」と述べました。
2004年6月1日、当時小学6年の女子児童がインターネットの書き込みをめぐるトラブルなどが原因で同級生に殺害されました。
集会では犠牲になった女子児童に黙とうを捧げたあと、子どもたちが命や人権をテーマに「自分の命も、周りの人の命も大切にし、支えあう5年生」と「決意の言葉」を発表しました。
佐世保市は今年度、6月を「いのちを見つめる強調月間」から「いのちかがやく強調月間」に名称を変えました。「命を大切にする心や思いやりの心の育成」などに取り組むほか、SNSの使い方や情報モラルなど子どもたちの指導の充実を図ることにしています。