擦り傷負うも自力で運転し病院へ 温泉保養施設の敷地内で見回り中の従業員がクマに襲われる 露天風呂の営業再開は未定 宿泊客は外出自粛 秋田・にかほ市

1日午後4時前、秋田県にある温泉保養施設の敷地内で、この施設の従業員の男性がクマに襲われけがをしました。

警察によりますと、1日午後4時前、秋田県にかほ市金浦(このうら)の「にかほ市温泉保養センターはまなす」の敷地内で、施設管理を担当する50代のパート従業員の男性が施設の見回りをしていたところ、体長約60センチのクマ1頭に襲われました。男性はクマに右腕を引っかかれ擦り傷を負い、自ら自家用車を運転し隣接する由利本荘市の病院へ向かいました。命に別条はないということです。
この施設の従業員によりますと、当時施設には温泉と宿泊利用の客25人ほどがいましたが、クマに襲われる危険があることから、外に出ないよう呼びかけたということです。露天風呂の営業は終日中止とし、2日に再開するかは未定ということです。
現場は、日本海に面した商業施設や住宅も建ち並ぶ地帯で、警察が付近をパトロールして住民へ注意を呼びかけています。

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