“原爆の父”オッペンハイマーの孫 平和公園を訪問【広島市】

”原爆の父”として映画化もされたアメリカ人のロバート・オッペンハイマー。その孫にあたるチャールズ・オッペンハイマー氏が1日午前10時前、広島市中区の平和公園を訪れました。

チャールズ氏の祖父は1960年に来日した際、「原爆の生産計画(マンハッタン計画)を成功させたことに後悔はない」と発言していましたが、チャールズ氏は「核戦争による脅威が続くことは最も危険なことであり、アメリカとロシア・中国などとの緊張を緩和させるため、何でもしなくてはならない」と核の脅威に警鐘を鳴らしました。

チャールズ氏は被爆者の小倉桂子さん(86)に案内され、G7広島サミット記念館に足を運びました。小倉さんは長年、被爆者であると言えなかった自分と、オッペンハイマーの孫だとカミングアウトするのが大変だったというチャールズ氏を重ね、「同じように感じた」と話しました。

詳しい内容は6月3日の広島テレビ「テレビ派」で放送します。

【2024年6月1日】

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