打率.197なのに47本塁打…別人化した“究極の1番打者” 大谷翔平に立ち向かう異端児

フィリーズのカイル・シュワーバー【写真:ロイター】

フィリーズのシュワーバー、今季は打率.243と好調のまま得意の6月に突入

ドジャースの大谷翔平投手とともに、メジャーの6月を盛り上げそうな男がいる。フィリーズのカイル・シュワーバー外野手は、ここまで56試合に出場し、打率.243、11本塁打、出塁率.367、OPS.786。大谷と同じく6月を得意にすることで有名だが、今季はすでに勢いづいた状態で“最強月間”に突入していく。

シュワーバーと言えば、1番打者ながら低打率で本塁打を量産することで日本でも有名だ。昨季は160試合に出場し、打率.197、47本塁打、出塁率.343、OPS.817というなかなかお目にかかれない成績を残した。しかし、今季ここまでは打率.243。通算打率.228を考慮すると、別人のような打棒を披露している。

5月はナ・リーグ1位の22四球、出塁率.438も同2位と絶好調。今季ここまでの43四球はリーグでも断トツだ。そして、さらに得意にしている6月に入っていく。通算158試合で打率.251、55本塁打、出塁率.350、OPS.940。月間MVPを狙える成績の残せば、大谷とタイトル争いをするライバルにもなりそうだ。

一方の大谷は、昨季の6月は打率.394、15本塁打、出塁率.492、OPS1.444。通算成績でも月間最多の43本塁打、打率.336をマークしている。まだ気は早いが、月間MVPは大谷とシュワーバーの争いになるのか、はたまた違うライバルが現れるのか。注目の集まる1か月になりそうだ。(Full-Count編集部)

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