春の中国高校野球大会は1日、呉市の鶴岡一人記念球場などで8チームが出場して開幕。1回戦4試合があり、岡山代表として6年ぶり12度目の出場の倉敷商は崇徳（広島4位）に7―1で快勝し、2日の準決勝に駒を進めた。
倉敷商は先発の左腕小林が6回1/3を4安打1失点。15安打の打線は一回に松岡、高本、広野の3連打で2点を先制し、その後も小林のスクイズなどで突き放した。
倉敷商を除く4強は、2連覇が懸かる広陵（広島1位）をはじめ、海田（同2位）、尾道（同3位）と広島勢が占めた。準決勝は2日午前10時から、同球場で倉敷商―広陵、海田―尾道のカードで行われる。
▽1回戦
倉敷商
200101030｜7
010000000｜1
崇徳
▽三塁打 松岡、高本▽二塁打 妹尾2、今井▽捕逸 新村
【評】倉敷商は立ち上がりに松岡、高本の連続三塁打と広野の右前適時打で2点を奪い、早々に主導権を握った。15安打に5盗塁や小林のスクイズを含む5犠打を絡めて攻め立て、松岡と妹尾が全打席出塁、高本は適時打2本。先発の左腕小林は緩急を駆使し、七回途中1失点にまとめた。
4安打の崇徳は中原の適時打による1点のみ。投手陣も打ち込まれた。
広陵
000004121｜8
000060000｜6
鳥取城北
（広）山口、堀田、高尾―吉村、佐伯
（鳥）鈴木、浜野、山根、中西―石黒
▽三塁打 枡岡（広）比嘉（鳥）▽二塁打 白髪、枡岡（広）
海田
010201001｜5
000120100｜4
益田東
（海）沢、松本―内谷
（益）辻本、小野―西山敬
▽二塁打 内谷（海）稲田（益）
尾道
102000000｜3
000000020｜2
宇部鴻城
（尾）田原、菅、田原―富島
（宇）小林、松成―三牧、山本
