勝ち点99でも優勝できなかったフェネルバフチェがカルタル監督の退任を発表…モウリーニョ氏との交渉開始も公表

フェネルバフチェの監督を退任したカルタル監督[写真:Getty Images]

ジョゼ・モウリーニョ氏の就任が噂されているフェネルバフチェは5月31日、イスマイル・カルタル監督(62)の退任を発表した。

カルタル監督は、現役時代もフェネルバフチェでプレーした経験があり、引退後はフェネルバフチェで指導者の道を歩み出した。

その後多くのクラブで監督やコーチを務めた中、2014年8月から2015年5月までフェネルバフチェを指揮。その後、2022年1月から半年間再び指揮を執ると、2023年7月に3度目の監督就任を果たしていた。

今シーズンはスュペル・リグでガラタサライと圧倒的に2チームだけが抜け出し、最後まで優勝争いを繰り広げていたが、最後まで追いつけずに2位でフィニッシュ。それでも3位と勝ち点差「32」という衝撃の強さを見せつけていたが、1年での退任となった。

そのフェネルバフチェは、今年1月にローマの監督を解任されてからフリーだったモウリーニョ監督との交渉をスタートさせたことを公表した。

「当クラブは、サッカーのファーストチームの監督就任に向け、ジョゼ・モウリーニョ氏との交渉を開始した」

「これは投資家に対する敬意を表して、発表されたものだ」

ポルトガル陣指揮官のモウリーニョ監督は、母国ポルトガルをはじめ、イングランド、イタリア、スペインで指揮。8度のリーグ優勝を経験している。

また、チャンピオンズリーグやヨーロパリーグなど、ヨーロッパでも5度優勝を経験する名将。今度はトルコの地で再びタイトルを獲得することになるだろうか。

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