岡山の若者の声 政府に届けよう SDGs達成へ9日に意見交換会

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた日本政府への提言のため、貧困や格差、教育、環境などの分野で若者の意見を集めるディスカッションイベントが9日、岡山市内で開かれる。

 30歳以下の若者の声を政府に届ける活動をしている団体「持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム」(JYPS=ジップス、東京)が企画。数値や統計で見落とされがちな子どもや若者の実態を明らかにするため、若者同士で意見交換する場を設け、より多くの声を集める。

 岡山開催は地方在住の若者の考えを反映させたいと、団体メンバーで慶応大1年の小野日向汰(ひなた)さん(倉敷市出身)が提案した。中学生以上、30歳までが対象。午後1時から、岡山市北区津島中の岡山大創立五十周年記念館。参加無料。8日に東京で開かれるほか、15日午後7時からはオンラインでも行う。いずれも申し込みが必要。

 SDGsは2015年に国連で採択され、期限である30年に向けて折り返しに入ったが、多くの目標が未達成のままになっている。残り期間に日本の課題を明らかにするため、若者自ら調査、提言する「新時代のパイオニアプロジェクト」の一環。オンラインによるアンケートも実施している。

 問い合わせ、申し込みは団体事務局(japanyouthplatform@gmail.com)。

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