埴輪作りや鎧兜着用 茨城・水戸で歴史館まつり 2日まで

埴輪作り体験に参加した子どもたち=水戸市緑町

茨城県内の歴史の魅力を幅広い世代に伝えようと、「歴史館まつり」が1日、同県水戸市緑町の県立歴史館で始まった。初日は、埴輪(はにわ)作りや鎧兜(よろいかぶと)着用などを楽しむ多くの家族連れでにぎわった。各ワークショップやクイズラリー、バルーンアートなど、40以上の企画が用意されており、子どもから大人まで楽しめる。同館主催。2日まで。入場無料。

庭園で開かれた埴輪作り体験には、多くの子どもたちが参加。見本の埴輪を模倣しながら自分好みの形に仕上げ、満足そうな表情を浮かべていた。また「よろいかぶと体験」も実施され、子どもたちが多様なデザインの鎧兜を着用し、家族らで写真撮影などを楽しんだ。

敷地内の双宜庵では大成女子高の生徒らによるお茶会が開かれ、同館正門付近ではクレーン車などの建設機械展示も行われた。

鎧兜を着た同市、小学1年、稲田健人さん(6)は「重かったけど楽しかった」と笑顔を見せた。

2日は正門付近でパトカーや消防車の展示会、庭園では勾玉(まがたま)作り体験などが予定されている。実施される企画の内容は、同館ホームページなどで確認できる。

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