決勝POTMでマドリー優勝に導いたカルバハル…ドルト優勢認めるも勝負強さ発揮の勝利に「それがフットボール」

CL決勝POTMのカルバハル[写真:Getty Images]

チャンピオンズリーグ(CL)決勝戦でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたレアル・マドリーのスペイン代表DFダニエル・カルバハルが殊勲の仕事を誇った。

マドリーは1日、ウェンブリー・スタジアムで行われたCL決勝でドルトムントと対戦し、2-0の勝利。2シーズンぶり最多15度目の優勝を果たした。

前半は相手の強度の高いプレーに圧倒されたが、粘り強い守備で最低限のゴールレスで試合を折り返したマドリー。すると、ハーフタイムの修正で流れを引き戻した後半の74分に左CKからカルバハルの見事なヘディングシュートで先制に成功。その後、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールの2点目でトドメを刺し、さすがの勝負強さでラ・リーガに続く重要なタイトル獲得に成功した。

このファイナルで決勝点を含め攻守に輝きを放った百戦錬磨のラテラルは、UEFAのプレーヤー・オブ・ザ・マッチ選出後のフラッシュインタビューで激闘を振り返った。

「とても嬉しいし、この気持ちをうまく説明できないよ。常にとても難しい試合になるだろうと考えていた。ドルトムントの方が優勢だった前半を何とかもちこたえることができた。チャンスがあることはわかっていたし、最終的には残り15分で勝利することができた」

「本当はもっと楽なスコアで勝ちたかったよ。だけど、ドルトムントは実力でこのファイナルの舞台に到達したチームで、前半の出来を考えれば、イーブンの状況は不相応だったかもしれない。僕らは深く掘り下げることができたし、それがフットボールなんだ」

また、ヘディングで決めた決勝点については「今年はコーナーキックを狙ってきたけど、僕にとっては決意が重要だった。1度目は少し高く飛んで、2つ目で決めることができた」と、狙い通りの形でのゴールに満足感を示した。

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