パドレスに痛手 ダルビッシュとマスグローブの両右腕がIL入り

日本時間6月2日、パドレスはダルビッシュ有とジョー・マスグローブの両右腕を15日間の故障者リストに登録したことを発表した。先発ローテーションの中心を担う2投手の離脱により、パドレス先発陣は当分のあいだ、スクランブルモードを強いられることになる。パドレスは両右腕が離脱したことに伴い、ランディ・バスケスとローガン・ギラスピーの両右腕をマイナーAAA級エルパソからメジャーへ昇格させた。バスケスは先発もできるが、ギラスピーはリリーフ投手のため、現時点では離脱した2投手の穴は完全には埋まっていない。

現在37歳のダルビッシュは今季ここまで11試合に先発して56回1/3を投げ、4勝3敗、防御率3.20、53奪三振を記録。日本時間5月20日のブレーブス戦では7回無失点の好投で日米通算200勝を達成したが、同30日のマーリンズ戦では左ハムストリングの張りを訴え、3回6安打3失点(自責点2)で降板していた。今季2度目の故障者リスト入りは、前回登板の翌日にあたる日本時間5月31日にさかのぼって適用されている。

現在31歳のマスグローブは今季ここまで10試合に先発して49回1/3を投げ、3勝4敗、防御率5.66、44奪三振を記録。日本時間6月2日のロイヤルズ戦に先発する予定だったが、右ひじの炎症で故障者リスト入りすることが決まり、パドレスは急遽バスケスを昇格させて先発に起用した。マイク・シルト監督によると、マスグローブは先発登板に向けた最後の投球練習で右ひじの裏側に炎症を感じたという。なかなか万全のコンディションにならない状況が続いており、故障者リストに登録して休養を与えることを決めたようだ。

マスグローブの枠にはバスケスが入ったパドレスだが、ダルビッシュの穴がまだ埋まっていない。ロングリリーフ要員のジョニー・ブリトーをブルペンから先発に回す可能性もあるが、シルト監督によると、ダルビッシュの次回登板が予定されていた日本時間6月5日のエンゼルス戦で新たな先発投手を昇格させる可能性もあるようだ。2投手の穴を埋めることができるか、選手層が試されることになる。

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