古橋亨梧、浦和移籍の噂に反発「移籍金16億円だと…」と指摘も

古橋亨梧 写真:Getty Images

日本代表落選のセルティック所属FW古橋亨梧には、一部で浦和レッズ移籍の可能性が囁かれているが、これにセルティックOBのクリス・サットン氏が反発。今夏残留が必至と主張している。

古橋の去就については、先月28日に日本の一部情報筋が「浦和は今夏、古橋の獲得を望んでいる」とリポート。イギリスの複数メディアが日本国内の噂を引用する形でこぞって報じる一方、セルティックの専門サイト『セルティック・スター』は29日に「信憑性の低い情報源」と切り捨てている。また英メディア『チームトーク』は先月31日に「古橋はセルティック退団間近」とした上で、ブンデスリーガやプレミアリーグ複数クラブからの関心を伝えていた。

セルティック退団報道が絶えない中、サットン氏は今月1日に英紙『デイリーレコード』のインタビューで古橋の去就について持論を展開。英紙『デイリー・メール』は浦和移籍の場合に、移籍金が1000万ポンド(約20億円)以上にのぼるとの見方を示しているが、この報道に「古橋の移籍金は表面をかすめた程度にすぎない」と反発。以下のように、セルティック残留が望ましい理由を語っている。

「彼は来年1月に30歳になるので、セルティックは800万ポンド(約16億円)以上のオファーが届いたら、手放したいという誘惑にかられるかもしれない。だが、移籍金800万ポンドだと代わりの選手を獲得するにはいくらかかるだろうか? はるかに高額だ。セルティックはUEFAチャンピオンズリーグのために古橋を引き留めるべきだ」

昨季までアンジェ・ポステコグルー前監督のもとで絶対的ストライカーとして活躍していた古橋。昨季に30ゴール以上を奪い、スコットランド3冠達成に大きく貢献すると、昨年夏に2027年6月までの契約延長で合意していた。

しかし今季はブレンダン・ロジャーズ監督のもと、序列低下が顕著に。特に今年2月以降はFWアダム・イダにスタメンを明け渡すこともあったが、それでも19ゴールをマークしただけに、サットン氏は「古橋はセルティックにとって素晴らしい選手。今季は最初の2シーズンほどの結果を残せなかったと批判する人もいるが、それでも20ゴール近くマークしているからね」と、日本人ストライカーへの賛辞も忘れなかった。

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