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【ブリュッセル共同】世界的な演奏家への登竜門、エリザベート王妃国際音楽コンクール(バイオリン部門)がベルギーの首都ブリュッセルで1日まで行われ、吉田南さん(25)=奈良県出身=が決勝に進み、6位に入賞した。吉田さんは授賞式後「歴史あるコンクールで入賞できてうれしい」と話した。
今年のバイオリン部門決勝は12人が進み、5月27日~6月1日に行われた。吉田さんは5月31日に英作曲家エドワード・エルガーの曲などを演奏し、スタンディングオベーションが起きた。
吉田さんは5歳でバイオリンを始めて高校卒業後に渡米、ボストンのニューイングランド音楽院の修士課程を修了した。2021年にはドイツのハノーバー国際バイオリン・コンクールで入賞し、22年の米国のインディアナポリス国際バイオリン・コンクールで3位に入った実績がある。
エリザベート王妃国際音楽コンクールはショパン国際ピアノコンクールなどと並ぶ世界最高峰の音楽コンクール。バイオリン部門のほかにピアノ、チェロ、声楽の各部門があり毎年1部門ずつ行われている。