緑に輝く「みこの舞」 朝日・空気まつり、児童奉納

緑の木々に囲まれた鏡盤の上で「みこの舞」を披露する地元児童=朝日町・空気神社

 朝日町白倉の空気神社の「空気まつり」が1日、現地で始まった。同神社は空気をご神体とするモニュメント。緑に輝くブナに囲まれた鏡盤を舞台に、町内の女子児童が「みこの舞」を奉納し、訪れた人々が空気に感謝し自然を大切にする思いを新たにした。

 鏡盤は5メートル四方で、周囲の木々などを映して豊かな自然を感じてもらう。この日は同町宮宿小4~6年生の7人が、時折小雨が降る中で五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「豊栄(とよさか)の舞」を披露。日が差すと木々の鮮やかな緑と紅白の装束の児童が鏡盤にも鮮やかに映り、厳かな雰囲気となった。多くの観客は光景に見入り、奉納した6年鈴木麻生さん(11)は「きれいなブナに囲まれて気持ち良い。練習の成果を発揮できた」と笑顔だった。

 まつりは2、5の両日も行われ、みこの舞奉納は2日午前10時半にもある。まつり当日は鏡盤地下の本殿も公開される。この日は夜間ライトアップも始まり、9月16日まで行われる。

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