浜の駅松川浦の増築着手 25年2月オープン予定、工事期間中も営業

増築後のイメージ図(相馬市提供)

 福島県相馬市は、増築を計画している浜の駅松川浦について、工事に着手したと発表した。増築部分は来年2月ごろにオープンする予定。立谷秀清市長が5月31日の定例記者会見で発表した。

 現在の施設(床面積千平方メートル)の南側の敷地に約467平方メートルを建て増しする。工事期間中も既存施設は営業を続ける。内部には調理室を設け、すしや総菜を作り、販売コーナーで提供する。購入してすぐに食べることができるイートインコーナーもあり、トイレも設置する。

 同日の会見では、3日開会予定の6月議会に提出する6800万円の本年度一般会計補正予算案など13議案を発表した。主な補正は、相馬双葉漁協に補助金として支出する水産振興事業費5800万円など。財源には福島再生加速化交付金などを活用する。

 相双漁協は青ノリの作業保管施設整備へ

 相馬双葉漁協は、同市岩子の青ノリの作業保管施設を整備する。施設に片屋根を付けるなど、作業環境を充実させる。このほか、同市尾浜の松川浦旧漁港に流木などが流入するのを防ぐため、オイルフェンスを準備する。事業費は約6600万円で、市と国の補助金を活用する。

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