本県産の日本酒やワイン、ビールといった県産酒を一堂に集めた日本一美酒県山形フェアが1日、山形市のやまぎん県民ホール前特設会場で始まった。150以上の銘柄が本県を代表するグルメと共に提供され、県内外の愛飲家が全国トップ級の品質を誇る味に酔いしれた。2日まで。
44酒蔵と19ワイナリーの他、クラフトビール、焼酎、ウイスキー、シードルの12製造場も出店し、それぞれ自慢の2銘柄を用意。豊富な品ぞろえで、県産酒の魅力の一つである幅広さと奥深さを体感できる内容となった。今年は初めて、各種特典が付き椅子に座って楽しめる4人1席のプレミアムシート(3万円)も用意された。
天候に恵まれ、開会前から入場待ちの長い行列ができた。訪れた人は芋煮やラーメン、牛串、漬物などをさかなに思い思いに飲み比べし、仲間同士で県産酒談議に花を咲かせた。友人4人と訪れた東根市の教員後藤秋さん(25)は「日本酒もワインも好き。飲んだことのない銘柄をじっくり味わいたい」と話した。
県や県酒造組合、県ワイン酒造組合でつくる実行委員会が主催し3回目。最終日の2日は午前11時からの第1部、午後3時からの第2部とも当日券を4千円で販売する。各蔵秘蔵の日本酒やワインが販売される。