東武鉄道の新型特急「スペーシアX」発進 群馬県内を発着する初の営業運転

 東武鉄道の新型特急「スペーシアX」が1日、群馬県内を発着する初の営業運転を行った。始発駅の太田では駅員が横断幕を掲げて歓迎し、大勢の鉄道ファンがカメラを向けた=写真

 「スペーシアX特別運行OTA初乗りツアー」(東武トップツアーズ主催)の団体専用列車に、約120人が乗り込んだ。往路は太田から東武日光(栃木県)行き、復路は東武日光から館林行き。

 同車両は昨年7月、浅草(東京)と栃木県を結ぶ路線で定期運行を開始した。6両編成で最上級の「コックピットスイート」や個室、ラウンジといった多彩な客室を備える。

 全国の鉄道愛好者でつくる鉄道友の会は今年5月、優れた客室装備やデザインなどを評価し、最高賞に当たる「2024年ブルーリボン賞」に選定した。

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