東北最大持ち込みゲームイベント「G019サミット」体験レポ―ビデオゲームもアナログゲームもコスプレもたっぷり!岩手のリゾート地が舞台の最高のイベントだ【特集】

東北最大持ち込みゲームイベント「G019サミット」体験レポ―ビデオゲームもアナログゲームもコスプレもたっぷり!岩手のリゾート地が舞台の最高のイベントだ【特集】

岩手eスポーツ協会は、2024年5月24日から26日まで東北最大持ち込み型ゲームイベント「G019サミット」を、岩手県・安比高原にて開催しました。

楽しかったのになぜ...どうしても許せなかったゲームの「台無し」要素

「G019サミット」は、参加者がPCやゲーム機などを持ち込んでゲームを楽しむ”LANパーティー”や”コスプレ”、”ボードゲーム”など、思い思いのゲームや遊びを楽しめる【大人の文化祭】とも言えるイベント。第9回を迎えるこのイベントは、毎回数百人の参加者を集めています。

本稿では、人気格闘ゲームから懐かしのゲーム、アナログゲームまで盛り上がった「G019サミット」の様子をお届けします。また、主催である岩手eスポーツ協会の代表者の方へのインタビューも別記事で掲載しているので、こちらもあわせてご覧ください。

「G019サミット」とは

筆者の住む盛岡市から車でおよそ1時間ほどの場所にある安比高原は、岩手県を代表するリゾート地のひとつ。冬のシーズンではスキー場は県内でも大きな人気を誇り、それ以外のシーズンでも風光明媚な自然を体験できるトレッキングを楽しんだり、温泉でくつろいだりと、一年間を通じて楽しめるエリアです。

標高1,000メートルを超える安比高原にて「G019サミット」が始まったのは2019年のこと。岩手県を中心にさまざまなeスポーツ体験イベントを行っている「岩手eスポーツ協会」が主催したこのイベントは、ゲーム大会や交流会などで盛り上がり、第1回で約300人の来場者を集めました。

半年に1度開催される年2回体制(2020年は1回のみ)で実施され、初期は1Days開催だったイベントは、開催を重ねて日数も変化して規模も拡大。2022年には、全国でも「C4LAN」しか行っていなかった3Daysでの持ち込み型イベントとなり、まさしく東北最大級といえるイベントになっています。

ちなみにイベント名の「G019サミット」の由来は「Gamers(ゲーマー達)」「019(岩手の市外局番)」「サミット(集い) 」から。その名称を含め、岩手県のさまざまなエッセンスが含まれたこのイベントは、岩手はもちろん多くの地域から人々が集まり、交流を楽しんでいます。

会場である安比高原までは、高速道路を含めてしっかりと整備されていて、車でもドライブを楽しめます。もちろん会場まで最寄り駅(安比高原駅)からのシャトルバスも運行しているので、誰でも気楽に参加できますよ。

『スト6』から「ポケカ」まで多彩!

筆者は今回イベント2日目にお邪魔させてもらいました。当日はeスポーツチーム「Rezurrection」が主催する『Apex Legends』の大会が開催されていて熱い戦いが繰り広げられていました。会場内ではサミットの多くの参加者が好きなゲームを楽しんだり、コミュニティで盛り上がっていたり、食事を楽しんでいたりしています。

中央ブースでは『ストリートファイター6』『鉄拳8』などの格ゲーを楽しめるフリー台も設置されていました。折しもイベント開催の数日前にキャラクター・豪鬼が追加される大型アップデートが配信されたばかりの『スト6』はやはり人気で、ブースでは色々な人が対戦を楽しんでいました。

ドリームキャスト版だ!

参加者がゲーム機やPCなどを持ち込むBYOC席では、他の参加者と楽しめるスポーツゲームを用意している人がいたり、黙々と『Escape from Tarkov』や『艦隊これくしょん』などのゲームを黙々とプレイする人がいたりと、それぞれが思い思いにイベントを楽しんでいるようでした。

ツーリングしながらサミットに参加したという方も。

また、会場内はビデオゲーム以外にも「ポケモンカードゲーム」の大規模ブースや麻雀卓、TRPGブースなども設置され、それぞれ大いに盛り上がっています。コスプレイヤーの方々も多いためか会場に華やかさもあり、LANパーティーとしてもコミュニティの場としても盛り上がっています。

麻雀卓も大人気でした。

会場ではイベントも大盛り上がり

会場内では『Apex Legends』のカスタムマッチ大会のあとも、さまざまイベントが開催されていました。賞品をかけたじゃんけん大会、地元DJによるパフォーマンスなどもとても盛り上がり、盛岡の老舗ケーキ屋による特製ケーキのお振る舞いは、会場内に長蛇の列ができる人気でした。

サミットの開催を祝うデザインのケーキは見た目も最高で、今の洋菓子の技術の高さと進歩を大きく感じさせてくれます。振る舞われたケーキを食べている人々がみんな笑顔なのも印象的でした。みんな甘いもの食べたいよね!ちなみに筆者もこのケーキ屋で何度か買い物してますが、とても美味しいものであることを報告しておきます。

そのほか「G019サミット」では、岩手eスポーツ協会の協賛企業などによるサポーターブースもあり、コーヒーやスイーツなどの販売からネイル体験、セキュリティソフト販売まで、さまざまなものが用意されていました。もちろん会場にはフードブースもあり、美味しそうなメニューたちが並んでいます。

色々な催し物にテンションが上り、これはちょっとしたお祭り気分だな、と思って見ていると、なんと射的の屋台などもありました。このイベント、楽しいな!


今回で第9回を迎える「G019サミット」は、参加者の笑顔がとても印象的でした。そこには多くの“コミュニティ”での盛り上がりがあり、また、新たな縁を感じさせるような出会いや楽しみ方も多く用意されていました。

ゲームの種類も豊富で、見ていても、もちろん遊んでも楽しめるものばかりです。参加者には子供連れの姿もあり、子供たちが『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』からレトロゲーム、カードゲームまで楽しんでいるのはとても印象的なものでした。

安比高原はホテルや温泉施設も充実しているため、リゾート地ならではの楽しみ方も可能。持ち込み型ゲームイベントとしても、ちょっとした観光としても、体を休めるリラックス体験としても、さまざまな楽しみ方ができるのが大きな利点だと思います。

次回の「G019サミット」は2024年11月2日から4日までの3日間を予定しています。時間は筆者もイベントに参加してみようかな、そう思える素敵なイベントでした!

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