舟山久美子、“ギャルの神様”として意識した生きる信念「嘘をつかないとか義理人情とか」

囲み取材に応じた舟山久美子【写真:ENCOUNT編集部】

10年ぶり4冊目の著書、発売記念イベントに出席

“くみっきー”ことモデルの舟山久美子が2日、都内で行われた書籍『ちゃんと自分を好きになる。「わたしはわたし」のマインド術』(KADOKAWA)の発売記念イベントに出席。イベント前に囲み取材に応じた。

同書は、舟山にとって10年ぶり4冊目の著書で、「ずっと自分のことを好きなフリをしていた」という舟山が、ギャルモデル時代の苦悩、恋愛の失敗などを告白。いかにして現在の穏やかでブレないマインドにたどり着いたかを語っている。読者も実践できるよう「わたしプランノート」を収録し、「わたしはわたし」のマインドでいられる方法を優しく教えてくれる1冊となっている。

そんな同書に込めた思いを聞かれた舟山は「文字(タイトル)通りではあるんですけど、私自身も自分を好きなフリをして周りに見せていたけど、実際に自分自身と向き合ったときに、ちゃんと自分のことを好きでいられているのかなと思ったら、そうではないということに20代半ばで気づいたんですね」と打ち明け、「そこから考え方だったり、行動を変えたんですけど、どんどん自分のことが好きになると同時に自己肯定感が上がっていって、悩んでいた時間が前向きな時間に変わっていったので、そういう思いや実際の経験談を1冊にまとめました」とアピール。

ファッション誌『Popteen』のモデルを卒業して10年がたった舟山は、同書の冒頭で当時の裏の一面を書いているそうで「ネガティブなこととかも書かせていただいているので、そこは“くみっきーって実はこういうことがあったんだな”と知ってもらえるし、新たな一面を見ていただけるのかなと思っております」と注目ポイントを紹介した。

また、“ギャルの神様”との異名を持つ舟山は、令和のギャルを見てどう感じるか尋ねられると「令和のギャルを見ているとハッピーな気持ちになるのと、一時期ギャルが落ち着いてきて、見られることがなくなったんですけど、最近はどんどん増えてきていますね」とギャル復活を喜び、「ギャルのマインドってすごくいいんですよ。細かいことを気にしなかったり、物事の捉え方がすごくシンプルだったりするので、そういう意味でギャルがもっと浸透していって、見た目はギャルじゃないけど心がギャルみたいな方々が増えたらいいなと思います」と期待を寄せた。

さらに、ギャルである自分は好きだったそうで「ちょっとしたコスプレをしている感覚で、ギャルになると自分が好きになれたし、自分が強くなれる気持ちでいました」と吐露し、“ギャルの神様”として意識していたことを聞かれると「生きる信念みたいなものですね。それこそ友だちを大事にするとか、嘘をつかないとか、義理人情とか仲間意識みたいなところはすごく大事にしていましたね」と回顧した。ENCOUNT編集部

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