「自分の幸せって、話しちゃダメ?」親友と疎遠になった相談者→お姉さまが語る“幸せの定義”が深すぎた

叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。
5月28日に配信されたエピソードの中では、26歳のリスナーから寄せられた《自分の幸せを話してはダメ?》というお悩みを紹介し、恭子さんと美香さんが回答した。

叶姉妹 / Via Instagram: @kano_sisters007

お便りの内容は、以下の通り。
《自分の幸せって話してもいい? ということです。旦那と結婚した際、自然とのろけてしまい、親友に「幸せ自慢」といわれました》
《親友は失恋して半年経っていたのですがまだ引きずっており、イヤだったようです。それから疎遠になりました。その経験から幸せだったことを言わないようにしているのですが、幸せだったことを共有したいときもあります》
《しかし、友達が高い婚約指輪をもらった話などを聞くと「いいなあ」と思う反面、嫉妬してしまう自分もいて、親友の気持ちもわかります》
《自分の中でも幸せを共有したいという気持ちもありつつ、マウントになるのかな? イヤな気持ちにも私もなったしやめたほうがいいのかな? とモヤモヤしています》
《自分の幸せって、話しちゃダメですか?》

内容を聞き終えた恭子さんは、「気になるポイントが3つある」と以下のように指摘した。
「この方のお話の中で3つの気になるポイントがあって、友達が高い婚約指輪をもらった話などを聞くと、ここの場面で高い婚約指輪、もしこれが高くない婚約指輪だっとしたならば、嫉妬しないのかしらって思うのとかね。幸せを共有したいっていうのは、何を共有したいんだろうって思うことなんですよ。幸せを共有したいって、どういうことをおっしゃってるんだろうというイメージが湧かない」
「高い婚約指輪、人によってその高いということの高いはいくらが高い、あと例えば、高くとも安いぐらいのものなのに、高い値段がついたものを買っている方もいる。ちゃんとしたある程度のブランドであればおおよそ大体決まっている。だから大体これぐらいっていうと、私たちはこんな感じってすぐにイメージができる。でもそうじゃない場合はピンからキリまであって、例えば仮にダイヤモンドでありましたら、私たちはとてもよく存じていますから」
恭子さんは「自分の幸せがどこにあるのか、どこで妥協するか、もしくは妥協しないかが大切なポイントであり、難しいポイントである」と持論を語った。
「そういうふうなことですとか、相手の婚約指輪が大事であって、そのお相手の男性がいいなと思って嫉妬するのかなとも思えないというか。本当だったらですよ、わからないですが、幸せって何だろうというところにいくとしたならばあまりにも広い範囲ですから。例えば半年かけて新婚旅行的なものとか、いろいろなことをして帰ってきたら別れてしまったとかね。例えば旅行の途中でやっぱり違うわっていうこと。ロブスターの爪が、これだと小さいとか。だから、そんな小さいことですが、それってとっても大事なことで。日常生活の基本でもあることの違いに繋がってくる」
「幸せっていうのは、どこがどうなんだろうっていうのは、どの辺で妥協するべきか、もしくはもう妥協しないかは大切なポイントでもありながら、難しいポイントですよね」

叶姉妹 / Via Instagram: @kano_sisters007

「自分の幸せって、話しちゃダメですか?」という質問については「全然いいと思う」と回答する恭子さん。続けて「ただ、共有なんてできない」と自身の考えを述べる。
「全然いいと思いますよ。ただ、共有なんてできないと思いますよ。なぜかと言うと、今言ったことはパートナーとのことですら、違っている価値観が邪魔をしてダメになるっていうこともいっぱいあるわけですから。共有なんて、親友であった場合に、例えば親友の人が『ええでもそれって、どうなのかしら?』っていう一言でもう親友じゃなくなってしまうでしょう? 『そんなこと全然嬉しくもなんともないわ』っていうような親友だとしたならば、そこからどうしようってことになっちゃいませんか? そんな方も中にはいるはずだと思いますよ」
最後に恭子さんは以下のように意見をまとめ、回答を締めくくった。
「(幸せなことを)自分が勝手に話したければ話してもいいと思います、と。ただ、共有なんてできようなんて思わないほうがよろしいと思いますよっていうことだと思いますよ。共有したいなんて、どうして?って思いますよね。その人が一緒に『なんてよかったの。それはいいわね』なんて言えるはずがない。言ったところで本当でもないと私は思いますよ」

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