海外日本人、この夏に契約満了で移籍先を探す日本代表経験者5人

UEFAチャンピオンズリーグ決勝が終わり、欧州主要リーグはフィナーレを迎えた(一部プレーオフ等が残っているが)。

今後は移籍市場の話題が増えていくはずだ。ここでは、今シーズン限りで契約が満了になる見込みの主な日本人海外選手をまとめてみる(市場価値はTransfermarkt)。

鎌田大地

今季の所属と成績:ラツィオ、38試合2ゴール2アシスト

27歳、市場価値1500万ユーロ(25.6億円)

昨夏の移籍市場でもフリーエージェントの目玉のひとりだった鎌田。ミラン移籍が破談になった後、ラツィオに加入したが、思わぬ浮き沈みを経験するはめに。

マウリツィオ・サッリ前監督のもとでは干されてしまい、アジアカップも招集外。その後、イゴール・トゥドール新監督になったことで本来の姿を取り戻した。

ただ、契約延長オプションを行使せずに、フランクフルト時代の元上司であるオリヴァー・グラスナ―監督が率いるクリスタル・パレスにフリー移籍すると報じられている。

浅野 拓磨

ボーフム、32試合7ゴール1アシスト

29歳、市場価値400万ユーロ(6.8億円)

日本代表の森保一監督が重用するドイツキラー。ドイツ代表だけでなく、ブンデスリーガ11連覇中だったバイエルンからも値千金のゴールを奪ってみせた。

ボーフムは契約延長を願っていたが、退団が決定。クラブは「ドイツ代表も彼のジャガーポーズを恐怖とともに覚えている。何しろ、我らの背番号11は今や『サムライブルー』の代表選手として、ドイツ守備陣にとっての恐怖の化身なのだから。Arigato、タクマ!次のチームでの幸運と成功を祈っている」との惜別メッセージを送っている。

中山 雄太

ハダーズフィールド、24試合出場2ゴール

27歳、市場価値120万ユーロ(2億円)

アキレス腱断裂の大ケガで2022年ワールドカップを無念の欠場となった中山。

そこから復帰した今季は復活の兆しを見せていたが、3月に靭帯損傷でシーズンが早期終了になってしまった。チームも英3部降格となり、新天地を探すことに。

原口元気

シュトゥットガルト、3試合出場0ゴール0アシスト

33歳、市場価値50万ユーロ(8500万円)

2014年からドイツでプレーしてきた原口。今季のシュトゥットガルトは2位と大躍進したが、チーム最年長の彼は実質的に構想外だった。

それでも日本人の後輩選手たちの良き先輩として慕われ、チーム内でも真摯な練習姿勢が評価されていた。

1月にはドイツ2部やスイスからのオファーを断った彼には、古巣フォルトゥナ・デュッセルドルフが関心を寄せている。

なんとメッシも!サッカー史上最高の「0円移籍選手」トップ10

森岡 亮太

シャルルロワ、23試合0ゴール0アシスト

33歳、市場価値50万ユーロ(8500万円)

2014年にハビエル・アギーレ監督のもとで日本代表デビューを果たしたMF。

もとはエレガントなタイプだったが、ベルギーでは攻守に奔走する存在として覚醒。シャルルロワでは160試合に出場し、キャプテンマークを託されたことも。

「ここで出会った全ての人に心から感謝したい」とのメッセージをSNSに投稿しているが、新天地はどこになるのだろうか。

© 株式会社ファッションニュース通信社