張本智和 世界卓球V2王者の樊振東に敗れる。ベスト8で姿を消す【卓球 WTT重慶】

WTTチャンピオンズ重慶<5月30日~6月3日 大会3日目 @中国>

6月2日、男子シングルス準々決勝で張本智和(20=智和企画/世界ランク11位)が樊振東(27=中国/同4位)にゲームカウント1-3で敗れた。

張本は世界卓球2連覇中の王者に対し、12月の混合W杯を含めば通算3勝6敗と肉薄しており、直近の3戦では2勝。

パリ五輪前、おそらく最後の対戦機会となる一戦だ。

序盤はラリーになるたび決定力の高い樊振東に点を取られる展開。ツッツキ合戦でも後手を踏み、4-11で先制を許す。

樊振東 PHOTO:World Table Tennis

第2ゲームは張本は回転と長さを自在に変えたサーブで樊のレシーブを崩し、8-2までリード。だがここから樊の世界一のバックハンドが火を噴き、10-12と大逆転でここも奪われる。

あとがない3ゲーム目、張本はサーブレシーブから仕掛け気味に戦って先行し、絶妙なカウンターも飛び出して11-6で取り返す。

第4ゲームも前陣の打ち合いで負けずに張り合い、0-3の後に5連続得点。

だが逆モーションチキータからバック強打まで、世界を獲った樊のバック系技術で逆転され、7-11で失って敗戦した。

<WTTチャンピオンズ重慶 男子シングルス準々決勝>
張本智和 1-3 樊振東(中国)
4-11/10-12/11-6/7-11

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