米兵遺族、悲しみ癒えず 屋久島沖オスプレイ事故から半年

オスプレイ事故で亡くなった米空軍のルーク・アンラス少佐。左は兄スコットさん(遺族提供、共同)

 鹿児島県・屋久島沖で昨年11月に米空軍輸送機オスプレイが墜落し、米兵8人が死亡した事故から半年以上が経過した。米側は事故調査を継続しており、詳しい原因はまだ明らかにされていない。「涙を流さずに済む日はまだ来ない」。米兵遺族の悲しみは癒えない。

 「遺体が見つかるまでの5日間がつらかった」。事故で亡くなった空軍の操縦士ルーク・アンラス少佐=当時(34)=の母ノラさん(63)は振り返る。屋久島町の漁師たちが捜索に協力したとのニュースを聞き「心を動かされた」と感謝の言葉を口にした。

 事故機には他に操縦士が2人乗っていた。誰が操縦していたのかは不明で、米軍は詳細を明らかにしていない。

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