土砂災害や洪水を想定した一斉避難訓練が2日、愛媛県宇和島市内であった。西日本豪雨級の記録的な大雨で土砂災害警戒情報などが発表された想定で、市民らは避難経路や命を守るために取るべき行動を確認した。
土砂災害防止月間の6月に国などが全国で展開する本年度の「土砂災害・全国統一防災訓練」に合わせて実施。約60の自治会と約130の福祉施設の関係者が参加し、同市和霊東町3丁目の和霊公民館では人工知能(AI)搭載コミュニケーションロボットによる避難者の受け付けなどを体験した。
和霊公民館に集まった約80人は、タッチパネルを操作して避難者の人数や代表者の顔写真を登録。市災害対策本部のシステムに受付人数がリアルタイムで反映される様子を確認しながら、いざという時に備えた。