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フルーツ王国・岡山を代表する夏の味覚「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の出荷が2日、倉敷市船穂町地区と総社市で始まった。3日には、エメラルドグリーンに輝く“果物の女王”が岡山県内や東京、大阪の百貨店に並ぶ。
県内最大の加温アレキの産地・倉敷市船穂町地区では、15戸が約2.3ヘクタールで栽培している。約0.2ヘクタールで育てるJA晴れの国岡山船穂町ぶどう部会の浅野芳徳さん(33)=同市=は午前6時半から、ビニールハウスで作業。たわわに実った房をはさみで丁寧に摘み取り、箱詰めした。
同部会の石井和之部会長は「糖度が高く、房の形もきれいで良いブドウができている。上品な味と香りを楽しんでほしい」と話した。
JA全農おかやまによると、春先に雨が多かった影響で一部に生育の遅れが見られ、初日の出荷量は前年の約半分の344キロだった。県産アレキの出荷は無加温物を含め、9月中旬まで続く。