大谷翔平に前十字靭帯断裂の恐怖を想起 米解説「心配なのは最後の…少し不自然な動きになる」

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

大谷翔平の走塁に米実況席ヒヤリ

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は1日(日本時間2日)、本拠地ロッキーズ戦に「2番・DH」で出場し、3打数1安打、1四球1盗塁で4-1の勝利に貢献した。メジャー通算100盗塁に成功したが、直後に牽制からタッチアウト。米実況席は「心配なのは最後のような動きの時」とヒヤリと恐怖を抱いていた。

大谷は2-1の3回1死走者なしから四球で出塁すると、続くフリーマンの打席の初球に二盗。今季14個目&メジャー通算100盗塁をマークした。しかし、直後に牽制に引っ掛かり、二三塁間を行ったり来たり。結局はタッチアウトになった。

米メディアなどがSNSで動画を公開。試合を中継した米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況席には、一つの場面を想起させたようだ。大谷は膝の手術歴があるだけに、解説のオーレル・ハーシュハイザー氏は「心配なのは、この最後のような動きの時。タッチを避けるために少し不自然な動きになる時、古い怪我が心配になる」と指摘した。

実況のスティーブン・ネルソン氏は「特にロナルド・アクーニャJrに、直後に起こったことだ。二三塁間で挟まれて、彼は最終的に左ACLを断裂した」と紹介した。ブレーブスのアクーニャJr.は5月26日のパイレーツ戦、走塁中に二、三塁間で転倒。二塁に戻る際に左膝の前十字靭帯を断裂し、今季中の復帰が絶望となった。

ネルソン氏は「ありがたいことに、ショウヘイはタッチアウトされただけだった」と安堵。ハーシュハイザー氏は「挟まれたらアウトの確率はおそらく98~99%だ。プレーオフじゃないなら、そこでアウトになってもいいって伝えたくなる。何か致命的なことが起こるより、彼が残りのシーズン健康でいてくれた方がいい」と願っていた。

THE ANSWER編集部

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