大道芸やコスプレ 家族連れら満喫 倉敷・阿知三丁目でフェス

 倉敷市美観地区の西側に隣接し、伝統的な町並みが残る同市阿知三丁目地区で2日、地域活性化イベント「阿知フェス」が初めて開かれた。大道芸やコスプレなどが繰り広げられ、家族連れらでにぎわった。

 歩行者天国となった同地区の通り約150メートルで、大道芸人2組が、けん玉やマジックのパフォーマンスを繰り返し披露。コスプレは、アニメキャラクターなどに扮(ふん)した主催者や一般参加の計200人が、イベント会場や美観地区を歩いて盛り上げた。

 飲食などの屋台も並び、来場者が町並みを満喫しながら食べ歩きを楽しんだ。国重要文化財・大橋家住宅では、三味線や二胡(にこ)など音楽ステージもあった。

 同市、男性会社員(40)は「三丁目を歩いたのは久しぶり。活気があっていいですね」と話した。

 普段人通りの少ない地区一帯を盛り上げようと、地元町内会などでつくる実行委が主催した。

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