董国防部長 アジア太平洋地域の安定維持について提案

アジア安全保障会議に出席している董軍国防部長は2日、同会合で基調講演を行った際、「アジア太平洋地域を引き続き世界の発展と安定を確保するアンカーとするため、中国は6点を提案したい」と述べました。

シンガポールで開催中のシャングリラ会合(アジア安全保障会議)に出席している董軍国防部長は2日、同会合で「中国のグローバル安全保障観」をテーマにした基調講演を行った際、「変局の中で各国が平等に参加し、陣営間の対立がなく、率直かつ友好的な交流ができ、開放的で透明かつ平等な地域安全保障協力の新たな局面を切り開き、アジア太平洋地域を引き続き世界の発展と安定を確保するアンカーとするため、中国は6点を提案したい」と述べました。

具体的には、第一に、各国の正当な安全保障上の利益を守ること。第二に、公正で合理的な国際秩序を共に築くこと。第三に、地域的な安全保障枠組みの役割を発揮すること。中国はこれまでどおり東南アジア諸国連合(ASEAN)の中心的地位を断固として支持し、ASEANの地位を骨抜きにしようとするやり方に反対します。第四に、開放的で実務的な防衛協力を推進すること。第五に、海上安全保障協力の模範を作ること。中国は各国の軍とより幅広い海上交流を展開し、相互信頼を増進して、協力を拡大することを望んでいます。第六に、新興分野におけるセキュリティーガバナンスを強化することです。(提供/CRI)

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