倉敷商決勝へ 広陵を2―1で撃破 春の中国高校野球

広陵戦で4回1/3を9奪三振無失点と好救援した倉敷商の増田=鶴岡一人記念球場

 春の中国高校野球大会第2日は2日、呉市の鶴岡一人記念球場で準決勝があり、倉敷商(岡山)と尾道(広島3位)が決勝進出を決めた。

 倉敷商は3季連続地区王者の広陵(広島1位)を2―1で撃破。エース和田虎と左腕増田が計13三振を奪って最少失点で継投し、一回に菰口のテキサス安打などで奪った2点を守り抜いた。尾道は海田(広島2位)との同県対決を7―0の八回コールドで制した。

 決勝は4日午前10時から同球場で行われる。

 ▽準決勝

倉敷商

200000000|2

100000000|1

広陵

▽暴投 和田虎、高尾

 【評】倉敷商は一回、松岡、高本の連打と死球で無死満塁とし、広野がエンドラン(記録は内野ゴロ)を決めて先制。さらに2死一、三塁から菰口が中前に落とす適時打を放った。先発和田虎は五回途中1失点。左腕増田が4回1/3を9奪三振無失点と好救援し、最少得点差を守り抜いた。

 広陵はエース高尾が立ち上がりを攻められ、13三振を喫した打線も不発だった。

海田

00000000|0

10200103x|7

尾道

(八回コールド)

(海)吉田、沢、平田―内谷、佐々木

(尾)守内、菅―富島

▽二塁打 富島、前田(尾)

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