実刑なら支持者は「限界」 トランプ氏、暴動示唆?

記者会見するトランプ前米大統領=5月31日、ニューヨーク(AP=共同)

 【ワシントン共同】不倫口止め料を不正に会計処理したとして有罪評決を受けたトランプ前米大統領は2日放送のFOXニュースのインタビューで、自宅軟禁や禁錮刑を受ければ国民が「限界点」に達するだろうと述べた。詳しくは語らなかったが、自身の支持者が自制心を失って暴動を起こす恐れを示唆したとも受け取れる発言で、判事をけん制した。

 ニューヨーク州地裁の陪審は5月30日、大統領選で返り咲きを目指すトランプ氏を34件の罪状全てで有罪とした。最長で禁錮20年に相当するとの見方があり、7月に判事が量刑を言い渡す。トランプ氏は自宅軟禁や禁錮刑でも「構わない」とした上で「国民が受け入れるのは難しいだろう」と語った。

有罪評決を受けた翌日、トランプタワーの前で手を振るトランプ前米大統領=5月31日、米ニューヨーク市(ロイター=共同)

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