「ストレス解消!」『ONE PIECE』読んでるだけでスッキリ 気分爽快になれる歴代名シーンといえば?

■『ONE PIECE』の魅力といえば?

大人気漫画『ONE PIECE』の魅力は? そう聞かれたらあなたは何と答えるだろうか? 冒険譚の魅力や友情、戦闘シーンなど言い出したらキリがないほどであるが、『ONE PIECE』は、不安や心配に苛まれた時や辛い時にこそ元気を与えてくれる漫画でもある。

ムカつく敵キャラの発言や行動に、つい「ぶっ飛ばしてやりたい!」と感情移入してしまった際、ルフィは正義感を持って敵キャラに一発報いてくれることがこれまでに多々あった。今回はそんな『ONE PIECE』の長い歴史の中でも特にスカッとするような名場面を紹介しよう。

ルフィvsベラミー、ルフィvs天竜人のスカッとシーン

主人公のルフィは正義感が強いため、いざという時は瞬間的にブチギレることも。特に仲間が侮辱されたり傷つけられた時には、普段の姿からは想像もつかない形相で敵をぶっ飛ばしてくれる。ファンの間で特に「スカッとした」と話題なのは、“ルフィvsベラミー”と“ルフィvs天竜人”のエピソードだ。

漫画『ONE PIECE』第224話でルフィ達と対峙した海賊のベラミーは、“空島”があると信じているルフィ達をバカ扱いしボコボコに殴り痛めつける。ルフィにとってベラミーは反撃すれば勝てる相手だが、夢を信じずバカにするだけのベラミーは殴る価値も理由もない存在だったのである。

そんなルフィがベラミーに一発報いるのは、友達のクリケットが必死に探した金塊をベラミーたちに奪われ痛めつけられたことを知った後。怒りをあらわにした表情で、ルフィは単身ベラミーの元へ向かう。バネバネの実の能力で襲いかかってくるベラミーを、ルフィはたった一撃でノックアウトして力の差を見せつけたのだった。ネット上では「自分じゃなく友達を傷つけたから殴るのがルフィのかっこよさ」「めちゃスッキリした」との声が寄せられている。

ルフィの正義感の強さが出ているスカッとシーンとして話題なのが、天竜人に一発お見舞いするシーンだ。天竜人は『ONE PIECE』の世界で、貴族のように誇り高い種族として登場する。最高権力を持つ天竜人に一般人はおろか海軍すらも逆らえず、殺人をしても罪に問われずにやりたい放題。

ルフィ達は人魚ケイミーの友達である魚人のはっちゃんが、天竜人であるチャルロス聖に撃たれる事件の場に居合わせる。天竜人を誰も止めることができない状況で、ルフィは迷わずに強い一撃パンチを喰らわせた。仲間や友達が傷つけられることを許さないルフィの強さがあふれるエピソードは、読者からも「このシーンは最高にスカッとした」と高評価なようだ。

ルフィだけじゃない! スパンダムへの一撃やナミの発言に「スッキリ」

ネット上で話題なのは、主人公ルフィのスカッとシーンだけではない。ファンから人気なのは、ロビンを連行したスパンダムに“そげキング”ことウソップが一撃をお見舞いしたエピソードだ。

故郷オハラを滅ぼしたスパンダインの息子であるスパンダムに連行されてしまったロビン。髪を掴まれ引きずられるロビンの姿に読者も絶望を感じていたその時、ありえない距離からの“そげキング”の狙撃がスパンダムにヒットしたのだ。ファンの間で「永久保存の神回」「こんな展開を待っていた」と高評価を得ている。

さらに極悪非道なシーザーに対し、ナミやチョッパーが「人間のクズ!!」「最低なんだあいつ!!」「あいつは死ねばいいのよ」などと発言するシーンも「スッキリする」と話題だ。他にもウソップがボコボコにされ、仇を取りにルフィ・ゾロ・サンジ・チョッパーがフランキーハウスに殴り込みに行くシーンに「みんながウソップのために仕返ししてスカッとした」などの声も。正義感あふれる『ONE PIECE』の歴代スカッとシーンをストレス解消するために読んでみてはいかがだろうか。

(文=キットゥン希美)

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