32歳の女性歌手、自宅で死去 ケタミンの過剰摂取との報道も ブラジルで悲劇

ブラジル人歌手のジージャ・カルドソさんが死去した。32歳だった。バンド、ボイ・ガランティードとのパフォーマンスで一躍有名となったジージャさんは5月28日、自宅で亡くなっているのを家族によって発見された。ザ・サン紙によると、死因として精神安定剤のケタミンの過剰摂取が疑われているという。

家族の友人によると、家族は数時間に渡りジージャさんと連絡を取るため電話をかけていたという。その後、ブラジル北西部マナウスの自宅で午前6時頃ベッドで無反応のジージャさんを発見したという。検視による死因はまだ発表されていないものの、同紙は警察がケタミンの過剰摂取を疑っていると伝えている。

2016年から2020年までミュージシャンとして精力的に活動し、その後音楽業界から退きアマゾン地区でビューティーサロン「ベルフェム」をオープンし成功を収めていた。このサロンのインスタグラムを通して、家族はジージャの訃報を伝えている。

ブラジルで3日間に渡ってその文化を祝うパリンティンズ・フォーク・フェスティバルでのショーで脚光を浴びたジージャさんは、「ボイ・ガランティードの小さな女の子」として人気を博していた。インスタグラムではフェスティバルでのパフォーマンスやファンとの交流、ヘビと戯れる姿などを投稿。一方サロンの方のアカウントは「不可抗力を理由」に全ての部門を閉鎖すると発表している。

音楽業からの引退を涙ながらに話していたジージャは、リアリティ番組『A Bordo – O Reality』の出演でも知られていた。現在、ジージャの葬儀に関しての発表はまだない状況だ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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