大谷翔平、今季初の申告敬遠に場内騒然 声量の大きさに米実況笑う「ブーイングを巻き起こす」

本拠地ロッキーズ戦に先発出場したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

本拠地ロッキーズ戦

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が2日(日本時間3日)、本拠地ロッキーズ戦に「2番・DH」で先発出場。8回の第4打席で今季初の申告敬遠を受けた。米実況も思わず笑ってしまうほどの大ブーイング。解説者は「2人の将来の殿堂入り選手と対戦するより、1人とだけ対戦するほうを選んだんだ」と敵軍の意図を推測した。

大谷が防具を外し始めると、場内が異様な雰囲気に包まれた。3-0とリードして迎えた8回1死二、三塁の場面。ロッキーズは勝負を避ける選択し、大谷が一塁へと歩き出した。今季初となる申告敬遠。ドジャースタジアムの観客は大ブーイングを浴びせた。

試合を中継した米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況スティーブン・ネルソン氏はあまりの声量に思わず笑い出し、「ドジャースタジアムにブーイングを巻き起こしています」と紹介。「ショウヘイはここ2週間ほど打撃が好調とは言えませんが、一方、フレディは最近打ち始めています」と、好調の3番フリーマンとの勝負を選んだことに疑問を呈した。

すかさず解説のオーレル・ハーシュハイザー氏が「ダブルプレーを狙いにいったのだろう」と推測。「2人の将来の殿堂入り選手と対戦するより、1人とだけ対戦するほうを選んだんだ」と大谷、フリーマンという強打者2人と続けて対戦することの難しさに触れた。フリーマンは犠飛を放ち、4-0に。そのままドジャースが逃げ切り、2連勝とした。大谷は3打数無安打1四球だった。

THE ANSWER編集部

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