田んぼアート、苗植え 絵柄はシロモチくん 260人が色別に 三重

【6色の苗を植え分ける参加者=津市榊原町で】

 【津】三重県津市榊原町の田約2900平方メートルに6色の苗で地上絵を描く「榊原温泉田んぼアート2024」の田植え作業が2日、同町長坂であり、幼児―80代の約260人がヒツジに扮(ふん)した市のキャラクター、シロモチくんの絵柄になるよう苗を植え分けた。

 地域住民らで作る「榊原みずすまし会」(前山眞広会長、会員476人)が実施する国の交付金事業で15回目。原画は市立榊原小6年生4人が「シロモチくんと榊原」をテーマに考案。町内の施設「湯の瀬」キャラクターのラムちゃん同様ヒツジの角をつけ、榊原のお菓子を食べている絵柄という。

 参加者は苗の色別に分かれて田に入り、シロモチくんの体は「ゆきあそび」、かぶとは「黄大黒」などそれぞれに手植えした。毎年参加している同小5年の浦出琉衣奈さん(11)は「皆でする田植えは楽しい。苗が育ってきたらめっちゃかわいくなる」と話した。

 絵柄は今月下旬から7月上旬に浮かび上がる予定。前山会長(71)は「地域の協力があって続けられている。温泉帰りに眺めてもらえたら」と話した。

© 株式会社伊勢新聞社