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往年の名車が兵庫のまちを巡るラリーイベント「コッパディ姫路」が1、2日、大手前公園(兵庫県姫路市本町)を発着点に開かれた。106台のクラシックカーが、小気味よいエンジン音を響かせながら初夏の播磨や淡路を駆け抜けた。
クラシックカーの愛好家らでつくる実行委員会が主催する。2015年から主に2年に1回のペースで開き、5回目となった。今回は1926~79年に製造された車が集まった。
宍粟市役所や神崎農村公園ヨーデルの森(神河町)、淡路島の海岸沿いなどを巡る2日間の行程で行った。道中では数十メートルの区間を、いかに決められた秒数で走れるかを競う「PC競技」もあった。
1日朝、開幕式があった同公園にはジャガーやアルファロメオ、ポルシェなど、時代を彩った名車がずらりと並んだ。順番に出発すると、集まったクラシックカーのファンたちが小さな旗を振って送り出した。
61年式の「ジャガー・Eタイプ・ロードスター」に乗って参加した男性(52)=神戸市東灘区=は「クラッチの操作など、運転する快感を味わえるのは旧車ならではですね」と目を細めた。(成 将希)