笹生優花の全米V、小林浩美会長が絶賛「嬉しい!嬉しい!嬉しい!!!」 樋口久子氏も「全てが際立っていました」

全米女子オープンで優勝した笹生優花【写真:Getty Images】

海外メジャー・全米女子オープン

女子ゴルフの今季海外メジャー第2戦・全米女子オープン(OP)は現地時間2日、米ペンシルベニア州のランカスターCC(6629ヤード、パー70)で最終日が行われ、3打差の5位で出た22歳の笹生優花(フリー)が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68。通算4アンダーとし、逆転で2021年大会以来、2度目の優勝を成し遂げた。優勝に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長は「嬉しい!嬉しい!嬉しい!!!」と喜びの声を上げた。

小林会長はJLPGAを通じ「嬉しい!嬉しい!嬉しい!!!嬉しくて仕方がありません。全米女子オープン2勝目、誠におめでとうございます」と喜びのコメント。「笹生さんの元々持っている素晴らしいショット力がさく裂し、後半の集中力はまさにゾーンに入っていました」と絶賛した。

また「全米女子オープンでは、1勝目は日本ツアーからの選手として出場して勝ち、メジャー2勝目は米ツアーで揉まれ、結果が出ずに苦労してきた中で、いろんな強さを身につけた結果と感じます。一緒に出場していた日本選手も大きく感化されたに違いありません。今後ますますメジャー含め勝ち星を重ねてください」と今後にも期待を寄せた。

また顧問の樋口久子氏もコメント。「持ち前の飛距離、集中力、パッティング技術など、全てが際立っていました」と称えた。「21年、全米女子オープン制覇の偉業を達成してから、勢いがついてもっとタイトルを獲得するだろう、と大きな期待をしながら見守っていた」としながら、なかなか2勝目に手が届かない状況に触れてつつ「しかし、今回は厳しいコンディションが大きな刺激となって、覚醒したかのような素晴らしいプレーを存分に発揮することができました。本当に強かった」と手放しで祝福した。

全米女子OPで2勝を挙げるのは史上16人目。海外メジャー2勝は日本勢初の快挙となった。セレモニーで優勝メダルとトロフィーを受け取った笹生は、英語のスピーチで「こんなに難しいコースを用意してくださってありがとうございます」と笑わせたが、その後は感極まって涙。「家族のサポートなくしてここに立つことはなかった。ファンの皆さん、私の戦いを支えてくれてありがとうございます、またすぐにお会いしましょう」と感謝した。

THE ANSWER編集部

© 株式会社Creative2